◆対象:北アルプス【常念岳】
◆期間:平成20年12月26日(金)~平成21年1月2日(木)
今年は雪が多いのかなと、初冬で感じていたが、今回は雪があまりなく、ラッセルいらずだった。大平原までの道は雪が気持ちばかり付いている。例年ならば、雪崩を気にしなければいけない林道だが、今回は雪が少ないおかげでその心配はない。
1596のピークに向け、東屋から入る。ヤブ漕ぎかと思いきや、伐採がされていたおかげで楽に進む。初日は1800で幕営。
2日目は、2300mまでテントを上げる。途中、下山する二人連れの登山者と単独行の人にすれ違う。森林限界内でのラッセルを覚悟していたが、高度を上げても一向に雪が増えず、ほぼラッセルをせずに2200mへ。その後、前常念を偵察し、この日は終了。
3日目は前常念へのアタック。本来ならば、蝶ヶ岳まで縦走する予定なのだが、天気図から午後から天候が崩れると判断し、アタック装備で前常念に。前常念頂上は晴れ渡り美しい景色が広がる。だが、夕方から予想通り、雪が舞い始める。おまけに、この日の16時の天気図を取ると、高気圧が消えうせ、教科書通りの二子玉低気圧が発生している。寒気も下りてきており、おそらく、明日は大荒れとなると考える。しかし、実際は・・・。
4日目は、前日の天候判断と7時の気象状況から判断し、停滞とした。しかし、10時頃から好天へと転じる。これは、疑似晴天か!とおもいきや、余裕で夕方まで持続する。終わってみれば、好天に恵まれた1日。気が抜けると共に、気象判断へ戸惑いが生まれる。
5日目。前日の天気図は、強い西高東低の冬型を示している。おまけに、寒気団も下ってきており、本来ならば、荒れ模様だと予想する。ただ、前日の経験から、天候が夕方までは持つのではと考え、常念岳のアタックを視野に入れ、行動を開始する。森林限界上で、先行パーティを発見する。前常念に着くと、空は曇がちであるものの、晴れている。そこで、常念岳へアタックを行う事にする。常念へは、美しい雪稜の上を歩く。
常念岳に近づくにつれ、風が強さを増す。また、凍傷が心配になるほど、冷えてくる。寒気団が降りているのを実感する。常念頂上は風が強く、長居は無用と早々に下山を開始。前常念へ来て、ようやく一息つく。この日は、帰幕中の15時くらいから雪が降り出す。やはり、天候は下り坂にあるようだ。
最終日は、朝から雪がちらついている。テントが凍り、荷物が重くなるが、下山も、ラッセルをせず済むのでスイスイ行く。行きと同様、伐採地を通り下山。伐採地の雪は融け始めており、下も、天気が悪くなかったようだった。
今回の山は、天候判断に非常に苦慮した。冬型の気圧配置と寒気団の南下という、天候が荒れる用件が揃っているにもかかわらず、それほど、天気が崩れなかったのは不思議である。天候が保たれた理由としては、常念岳が独立峰の様相を呈しており、ここである程度風の流れが遮られ、前常念側が、どちらかというと、太平洋側の山の気象に近いものとなっているためだと考えられた。
気象判断の奥深さ、計画の重要性と想定の甘さを痛感した合宿となった。
12/28 晴れ
出発(須砂渡ダムゲート) 640
R1
R2
1596mピーク 1230
1800m地点 1430
設営完了 1515
就寝 1900
12/29 晴れ
起床 330
出発 700
R1
R2
2250m地点 1045
設営完了 1115
出発 1200
引返し 1330
2250m地点 1430
就寝 1930
12/30 晴のち雪
起床 430
出発 730
森林限界 815-45
R1
前常念岳 950-1010
帰営 1110
就寝 1930
12/31 曇のち晴
終日停滞。
1/1 晴のち雪
起床 400
出発 630
森林限界(ガチャon) 715-30
R1
前常念岳 845-900
常念岳 1030-45
R1
帰営 1310
就寝 2000
1/2 雪
起床 300
出発 615
R1
R2
1596mピーク 1000-10
大平原 1130-50
須砂戸ダムゲート 1350
下山。 |
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